近畿日本鉄道は12日までに、子会社が運営する生駒山上遊園地(奈良県生駒市)の筒状滑り台で、5~10歳の子供15人が頭を打つなど軽いけがを負ったとして、一部遊具を使用中止にすると発表した。滑り台は13日オープンの有料エリアに設置され、けがをした子供たちは6、7日のプレオープンに招かれていた。
滑り台の名称は「チューブスライド」で、全長25メートル、高低差10メートルのチューブ形。子供は滑走中にチューブ内の天井部分に頭をぶつけ、こぶやすり傷ができた。スピードの出すぎで体が浮いたことが原因とみられる。近鉄によると、滑り台の対象年齢は2~12歳という。
同社によると、6日に招かれた子供たちのうち、7人が同滑り台で頭を打つなどのけがを負ったが、いずれも軽傷だったため使用を継続。7日はさらに8人の子供が同様のけがを負ったため、午後3時から使用中止とした。担当者は「使用中止にするタイミングが遅かった。判断が甘かった」と話す。
同遊園地では、8日に別の滑り台でも試験的に滑った20代の女性従業員が足首を骨折したとして、計2つの滑り台を当面使用中止にした。近鉄は「今後事故の原因を詳しく調べる」としている。
滑り台を設計・監修した輸入玩具販売のボーネルンド(東京・渋谷)は、2つの滑り台について設計上の問題がなかったかどうか検証する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47275180S9A710C1AC1000/
2019-07-12 03:27:00Z
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