新型コロナウイルスの感染者が乗船していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜港（横浜市）に帰港したことを受け、厚生労働省は３～４日、乗客・乗組員約３７００人の船内検疫を行った。同省は４日夜の段階で、発熱やせきなどの症状がある人ら約１３０人についてウイルス感染の有無を調べる検査を実施していると明らかにした。
検査対象は症状がある人のほか、その人と長時間行動を共にした「濃厚接触者」。それぞれの検体を検査機関に持ち込み調べている。
運航会社側によると、同船は１月２０日に横浜港を出港し、２月３日夜に横浜港沖に戻った。この船を巡っては、横浜で乗船し、香港で下船した男性の感染が確認されている。
横浜港沖に停泊中の船内で行われた検疫では、検疫官ら３５人が乗客らの健康状態を１人ずつ確認し、症状がある人らの検体を採取した。検査結果が判明するまで乗客らは船内待機の予定で、船の着岸は早くて５日朝となる見込み。
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2020-02-04 16:02:00Z
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