2020年02月13日13時18分
新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客について、厚生労働省は13日、高齢者や持病のある人らについては健康に配慮し、検査で新型ウイルス陰性が確認されれば下船を認める方針を決めた。加藤勝信厚労相が記者会見して明らかにした。80歳以上を優先し、14日から下船を開始する。
また厚労省は13日、同船で乗員1人を含む44人(うち日本人29人)の感染が新たに確認されたと発表した。同船の感染者は218人となった。
同省によると、感染者以外で下船を認めるのは、80歳以上の高齢者や持病のある人、開閉できる窓のない部屋に滞在している人ら。
同省はこれらの人について、船内待機の長期化により持病を悪化させるなど健康を害する恐れがあると判断。ウイルス検査で陰性が確認されれば、希望者を下船させ、政府が用意する宿泊施設に滞在してもらう。高齢者の付添人も下船を認め、70代乗客についても検討する。
会見で加藤厚労相は「高齢者や基礎疾患がある人は重症化しやすく、配慮しないといけない。年齢や基礎疾患の有無を総合的に勘案して下船させる」と述べた。
同船は3日夜に横浜市の大黒ふ頭沖へ到着。乗客乗員約3600人が船内の個室などで待機を続けている。3日時点の乗客のうち、80代は215人、90代は11人。70代も約1000人おり、高齢者の比率が高い。
新型ウイルスに感染した場合、持病のある人や高齢者は重症化する恐れが高いとされる。既に下船した感染者のうち、12日時点で持病のある男性4人が重症となっており、他に重症の1人についても感染の有無を確認している。
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2020-02-13 04:18:00Z
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