ベントレーは4月21日、新型『フライングスパー』(Bentley Flying Spur)に、新開発の車載コネクティビティを採用した、と発表した。
0~100km/h加速3.8秒で最高速333km/h
パワートレインには、直噴6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボを搭載する。このエンジンは最大出力635ps、最大トルク91.8kgmを引き出す。トランスミッションは、ZF製の8速デュアルクラッチ、駆動方式は4WDを組み合わせる。
従来型フライングスパーでは、常時4WDとなり、前後トルク配分が60対40に固定されていたが、新型はリアアクスルにトルクが伝達される2WD走行が基本になる。路面状況の変化やスリップの発生を検知すると、自動的に4WDに切り替わり、フロントアクスルにもトルクが伝達される。0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/hの性能を備えている。
12.3インチのデジタルタッチスクリーンが回転して出現
ベントレーは、この新型フライングスパーに、新開発の車載コネクティビティを採用した。ハンドクラフトによって造り込まれたモダンな雰囲気のインテリアには、乗員に快適に移動してもらうための最先端技術が盛り込まれている。HDデジタルインストルメンタルパネルディスプレイをはじめ、センターコンソールを回転させれば、12.3インチのデジタルタッチスクリーンとアナログメーターが出現する。
新型では、ダッシュボードからドアへとなだらかに続くウッドパネルが、広々とした空間を演出する。浮かんでいるように見えるセンターコンソールには、カスタマイズ可能な12.3インチHDタッチスクリーンを搭載した。彫りが深くなったベントレー特有のセンターベントを前後に配置し、収納スペースも確保する。スマートフォンに便利な非接触式ワイヤレス充電と、2箇所のUSBポートも装備されている。
新型には、「ベントレーローテーションディスプレイ」が導入された。エンジンスタートボタンを押すと、ダッシュボード中央のウッドパネルが回転して、12.3インチのタッチスクリーンが現れ、カスタマイズ可能な3種類のウィンドウがタイル表示される。
ローテーションディスプレイをさらに回転させると、2つ目の面には外気温計とコンパスとクロノメーターといったエレガントなアナログメーターが3つ現れる。3つ目の面は、シンプルかつシームレスなウッドパネルだ。この時、デジタル表示が一切なくなり、周囲との一体感が増すという。
ディスプレイのセンサーがユーザーの指示に素早く反応
センターダッシュボードに配置された12.3インチのメインディスプレイは、タッチスクリーンで簡単に操作できる。ハードキーを新たに追加し、利便性の向上を図った。HDディスプレイには近接センサーが内蔵されており、ユーザーの指示にこれまで以上に素早く反応する。画面表示はシングルディスプレイ、2対1の分割表示、ホーム画面に3つの機能を同時表示するなど、何通りかの中からユーザーが設定できる。
センターディスプレイには、約600の異なるアイコンと1500を超えるメニュー画面をデザインした。英語、ロシア語、アラビア語、中国語などの言語に応じて、ページの向きが異なり、27の異なる言語のテキストが翻訳されて、画面レイアウト内に収まるように設計されている。
新型にはナイトモードが採用されている。これは、夜間、ナビゲーションシステムやインフォテインメントシステムを必要としない時、ドライバーに必要な最小限の情報を表示するものだ。燃料残量計とエンジン回転数、時間、速度、外気温度、スピードメーターとレブカウンターの文字盤などが暗くなり、指針だけが光る、としている。
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April 24, 2020 at 08:00AM
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