米Googleは6月10日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 11」のβ1をリリースした。まずはPixel 2以上のPixelシリーズにインストールできる。他の端末にも向こう数週間かけてインストール可能にしていく計画。
β1は当初5月中にリリースの予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で6月3日に延期になり、その後、全米で拡大している人種差別抗議運動に配慮してさらに延期されていた。3日に予定していたようなオンラインイベントもなく、専用ページに公式ブログや開発者向けの新機能の紹介動画がまとめられている。
開発者向けのツールも多数アップデートされているが、ここでは一般ユーザー向けの新機能を紹介しておく。このβ1では、人とのコミュニケーション、コントロール、プライバシー管理の強化の3つのポイントに焦点を当てたとしている。
人とのコミュニケーション機能
「Conversations(会話)」カード
画面を上から下にスワイプすると表示される「通知」に新たに「Conversations(会話)」カードが追加される。このカードには、Google Meet、Google Duo、Twitter、Facebook Messengerなど、多様なコミュニケーション関連アプリでの着信がまとめられており、誰から何のアプリでどんな内容のメッセージが届いたのかを一覧できる。個々のカードをタップして、優先順位を上げたり返信のリマインダーを設定することも可能だ。
Facebook Messengerの「チャットヘッド」のような「Bubbles」
Bubblesは、会話相手のアイコンを画面上にバブル(泡)のように表示しておく機能。マルチタスク中に会話にアクセスしやすくするものだ。アプリがBubblesに対応すれば、バブルを表示できる。
Gboardでテキストや絵文字の自動サジェスト
純正キーボードアプリ「Gboard」で、Gmailの「スマートリプライ」のように、チャットなどの会話で入力候補を幾つか提示する。テキストだけでなく、絵文字も提示する。例えば相手が何か提案してきた場合、「いいね」の絵文字が候補にあれば、1タップで返事ができる。
コントロール機能
電源ボタンの長押しでスマートデバイス管理カード表示
電源ボタンの長押しで表示される画面が大きく変わる。Googleはこの画面を“すぐに取り出したいものを入れたポケットのように”位置づけ、「Google Home」の操作カート、モバイル決済ツール、(購入している場合は)飛行機の搭乗券などを表示する。
「Home」エリアに、Google Homeで管理している照明やエアコンなどの各カードが表示され、それぞれをタップすることで操作する。
メディアコントロール
ストリーミング中の音楽や動画の表示先を簡単に切り替える機能「メディアコントロール」が、「クイック設定」の下に追加される。Android端末上で再生中のメディア、接続しているスマートスピーカーやテレビなどで再生中のメディア、以前再生したメディアがカルーセル状に表示され、ここで再生先を例えばBluetoothイヤフォンからスマートスピーカーに切り替えたり、ボリュームを変えたり、曲を飛ばしたりできる。
プライバシー関連
アプリに許可する権限の設定がより細かくできるようになる。マイク、カメラ、位置情報へのアクセスを1回限り許可できる。アプリを次回使おうとすると、再度権限をリクエストされる。
また、長期間使わなかったアプリの権限が自動リセットされ、通知される。この通知から死蔵しているアプリをアンインストールすることもできる。
開発者向けの発表については公式ブログを参照されたい。
Android 11の正式版リリースは第3四半期(7〜9月)に予定されている。
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