GMOインターネットグループは18日、SNS（交流サイト）で誹謗（ひぼう）中傷にあたるコメントを自動で非表示にできるサービスを始めると発表した。機械学習の仕組みを用い、不適切なコメントやメッセージを自動で判定する。ネットの悪質な書き込みで対応に悩む人を支援する。
傘下のGMOタウンWiFi（東京・港）が7月中旬から、「SNSピース」の名称でサービスを始める。まずはツイッターで利用でき、料金は税抜き月4980円。
利用者がツイッターのアカウントと連携させると、自身の投稿への返信や個別に送られたメッセージが来るたびに内容を確認する。誹謗中傷にあたる場合は、自動的に本人が見られない「ミュート表示」になる。人の目でも内容を確認し、悪質な場合は投稿者のアカウントをブロックする。非表示にした投稿は訴訟などに備えて保存できる。
あらかじめ大量の投稿内容を機械学習し、誹謗中傷にあたるか自動的に判定できるようにした。同社によると「現時点で8割は正しく判定できている」といい、さらに精度を高める。今後は対応するSNSの種類も増やす。
悪質な投稿対策で、機械学習を用いて自動判定するサービスは珍しい。人の手でミュートを行うとしても、本人が投稿内容を目にする機会があるため負担になっていたという。SNSの悪質な投稿を巡っては、総務省が誹謗中傷の投稿者を特定しやすくする制度改正を検討している。
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June 18, 2020 at 02:08PM
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GMO、SNSの中傷投稿 自動で非表示に - 日本経済新聞
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