米Googleは12月9日(現地時間)、“Google Play”に掲載されているプログレッシブWebアプリ(PWA)で課金システムが利用できるようになったと発表した。とくに「Chrome OS」を搭載した“Chromebook”にとっては朗報で、高品質な有料アプリのラインナップ充実に期待がかかる。
「Chrome OS」は昨年からPWAに対応しているが、昨年の“Chromebook”の販売台数が前年比85%増しになった影響もあり、PWAのインストール数は2倍以上にまで増加しているという。「Chrome OS」はAndroidアプリも利用できるが、スマートフォンなどを前提としたアプリも多く、デスクトップやタブレットでの利用も考えられたPWAが増えるのは歓迎すべきことだろう。
GoogleはAndroidアプリと同様、PWAを“Google Play”に掲載できるようにしており、コレクションやレーティングといった機能を提供している。今後、支払い機能に対応したPWAが増えれば、Androidアプリと同じようにワンクリックでアプリ内購入やサブスクリプションの契約が可能となり、モバイルアプリと変わらない使い勝手となっていくだろう。
なお、アプリを“Google Play”の課金システムに対応させるには“Digital Goods API”への対応が必要。「Chrome OS 88」で試験的機能として提供され、2021年3月リリースの「Chrome OS 89」で正式に利用できるようになる予定だ(Androidにも搭載されるようだが、デスクトップ版は未定)。
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