【香港=木原雄士】香港の中国返還22年を迎えた1日夜、若者ら千人以上が暴徒化して立法会(議会)の建物になだれ込み、議場に突入した。中国本土への容疑者移送を可能とする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回や行政長官の辞任などを求めた。民主派団体は同日に毎年恒例のデモを実施し、55万人が参加したと発表した。
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抗議活動が一段と過激になっており、事態の収束は見通せない。
一部の若者らは1日朝に国旗掲揚式典を妨害しようとして警官隊と衝突。午後に立法会のガラス扉や鉄柵を破壊し、同日夜に侵入した。壁に落書きしたり、扉を壊したりした。多数の学生らは立法会周辺の幹線道路を占拠し緊張が高まっている。
香港政府は1日夜に声明を出して「暴力行為はただちに停止すべきだ。警察は公共の秩序と安全を守るために適切な措置をとる」と警告した。
香港政府トップの林鄭月娥行政長官は条例改正案が廃案になる事実を受け入れると表明したが撤回を明言せず、若者らの反発が強まっていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46829090R00C19A7EA2000/
2019-07-01 13:47:00Z
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