2020年02月17日17時07分
【北京時事】中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会委員長会議が17日、北京で開かれ、3月5日に開幕予定の第13期全人代第3回会議の延期が提案された。憲法で「国家の最高権力機関」とされる全人代の延期は極めて異例。習近平国家主席は、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が広がる中、全国から多数の高官らが北京に集まる全人代の開催を強行すれば、さらに感染が拡大する恐れがあると判断した。
国営新華社通信が伝えた。新型肺炎は収拾のめどが立っておらず、党・政府各機関が対応に忙殺される中、延期は不可避とみられてきた。習氏は、初動の遅れを批判されており、全人代の延期は大きな打撃となることが避けられそうにない。4月上旬で調整中の習氏の国賓としての日本訪問の日程も変更を余儀なくされることになりそうだ。
2020-02-17 08:07:00Z
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