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<相場の見方、歩き方>アマゾンとテスラの成長戦略から見えてくる次なる成長市場(2) - モーニングスター

<相場の見方、歩き方>アマゾンとテスラの成長戦略から見えてくる次なる成長市場(2)

2020/07/20 08:05

(1)からつづく

<テスラの自動運転、マスク氏がレベル5の実現に意欲>

 そのテスラを率いるイーロン・マスクCEOが、上海で開催された世界AI(人工知能)大会にテレビ画面を通じて登場し、自動運転技術の将来について述べました。マスク氏は今年中に自動運転は「近くレベル5を実現する」と明言したそうです。

 自動車の自動運転技術は、レベル1からレベル5まで技術水準が区分されています。技術的に最も低いのが「レベル1」で、階層が上がるほど自動化の度合いが進みます。各レベルの様態の定義はいく通りかあるようですが、ここでは国土交通省の基準を紹介します。

 レベル1は「自動で止まる」「前のクルマに付いて走る(縦列走行)」「車線からはみ出さない」という技術のいずれかを実現する車両制御を指します。現在の技術はこの段階にあります。

 次いでレベル2は、レベル1の各技術を複数組み合わせて備えている段階です。あるいはもう少し高度に、高速道路で遅いクルマを自動で追い越す、合流点で自動的に合流するという段階までを含むものとしています。現時点ではここにはまだ達していません。

 レベル3は、ドライバーによる監視なくしてレベル2の「追い越し」や「合流」を実現する段階の技術です。この段階になると、要求される運転タスクのすべてがドライバーからシステムに置き換えられる必要があります。

 そしてレベル4は、特定の条件下において完全な自動運転を実現することになります。自動運転が許されるエリアを限定して、その内側ではドライバーが一切介在することなく、システムがすべての運転タスクを制御することになります。

 さらにレベル5では、いよいよ高速道路における完全なる自動運転が実現されます。ドライバーは一切運転に介在することなく、人間の手をすべて離れて、システムが常時あらゆる運転のタスクを完全に制御します。ここに至って真の自動運転が完成します。

 レベル5は早ければ2025年に実現するとされていましたが、どうやら当初考えられていたほどには自動運転技術はたやすいものではなく、トヨタ内部でも達成時期は当初の計画からかなりうしろにずらした模様です。

 それに対してイーロン・マスクCEOは、今年中にレベル5の基本的な部分を実現すると明らかにしました。現時点では半信半疑どころか、ほとんど信じられていないようですが、宇宙開発計画では「スペースX」が今年5月に世界で初めて民間人による宇宙飛行を実現しました。電気自動車でも今や世界最大のEVメーカーの地位を確立しています。

 アマゾンとテスラが期せずして自動運転の分野に触手を伸ばしています。そこには膨大な潜在市場があるとにらんでのことです。コロナウイルスの感染拡大は脅威に違いありませんが、それと並行して産業界では次なる成長市場が着実に広がりつつあるようです。

 自動車市場に関連するところで日本電産<6594>、パナソニック<6752>、ヴィッツ<4440>、精工技研<6834>、HPCシステムズ<6597>に注目しています。

 *おことわり この記事は、2020年7月19日にYahoo!ファイナンスで有料配信されたものです。

提供:モーニングスター社
(イメージ写真提供:123RF)

 
 

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July 20, 2020 at 06:05AM
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