米Googleは8月11日(現地時間)、Android端末向けの5つの新機能を発表した。緊急位置情報サービスの改善、地震検出ネットワーク、Android Autoアプリの改善、時計アプリでの睡眠サポート、「Lookout」アプリの強化だ。
緊急通報時に言語設定を自動的に共有
Adroidの「緊急位置情報サービス(ELS)」を有効にしておくと、緊急時通報の際に発信先(例えば警察や消防)に発信元の位置情報が自動的に送信される。
新機能では、日本の110番や北米の991番などの緊急電話番号に緊急通報すると、端末の言語設定を送信先と共有する。これにより、オペレーターは(可能であれば)適切な言語で対応できる。
この機能は、Android 4.1以降搭載の、「Google Play開発者サービス」がインストールされているAndroid端末で利用可能だ。
Google検索の「地震」検索で最新情報を表示
Googleは同日、Android端末に搭載の加速度計のデータを利用するグローバルな地震検知ネットワーク「Android Earthquake Alerts System」を発表した。このシステムに貢献できるのは、Android 5.0以降搭載の端末だ。
このアラートシステムで検知した地震を、同日からGoogle検索の「地震」あるいは「earthquake near me」(本稿執筆現在、日本語にはまだ対応していない)検索結果に表示するようになった。
モバイル版Googleの検索結果には、自分でも揺れを感じたかどうかをフィードバックするボタンが並ぶ。
米カリフォルニア州ではこのネットワークによる地震警報を「ShakeAlert」アプリで受け取れるようになった。将来的には提供地域を拡大していく計画だ。
「Android Auto」の改善
自動車アプリ「Android Auto」にカレンダーが統合され、車のダッシュボードでスケジュールの確認が可能になる。スケジュールの横にナビアイコンが表示される場合は、これを選択することで目的地へのナビを開始できるし、電話アイコンがあればすぐに電話をかけられる。
また、新しい設定アプリで、車のダッシュボードで設定を変更できるようになる。
この機能は、9月中にAndroid 6.0以降搭載端末で利用可能になる。車側がAndroid Autoをサポートしている必要がある。
Pixelシリーズの「おやすみ時間」が他のAndroid端末でも利用可能に
Googleのオリジナル端末Pixelシリーズでは6月から使えるようになっていた「時計」アプリの「おやすみ時間」タブがAndroid 6.0以降搭載で「Digital Wellbeing」がインストールされている端末でも表示されるようになる。
「おやすみ時間」タブには、ユーザーの睡眠を支援する複数の機能(目覚ましの設定、就寝時間の設定、就寝時間のリマインダーなど)がまとまっている。また、これまでPixel端末でのみ利用できた「めざましディスプレイ」が他のAndroid端末でも利用できるようになる。これは、設定した起床時刻の15分前から画面を徐々に明るくする機能だ。
目の不自由な人のための「Lookout」アプリが長文と食品ラベルに対応
「Lookout」は視覚障害者のためのサポートアプリ。端末のカメラに写した物体の説明をしてくれるというもの。日本語にはまだ対応していないが、米国のGoogle Play Storeからインストールすることは可能。
このアプリで、長文(新聞の記事など)の読み上げと食品ラベルからの製品の識別が可能になった。実際に試したところ、画面に写した英文テキストをよどみなく読み上げてくれた。食品ラベルについては別途データを約5分かけてダウンロードする必要がある。試してみたところ、バーボンのJim Beamは認識して英語で説明してくれた。
この機能はAndroid 6.0以降搭載でRAMが2GB以上の端末で利用可能だ。
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