ヤマハは、同社の音声処理技術とネットワーク再生の技術を生かした遠隔会議用サウンドソリューション「ADECIA(アデシア)」を発表した。Dante規格を採用しており、会議室の空間や音響特性に合わせたオートルームチューニング機能を搭載、独自の音声処理技術で遠隔会議におけるスムーズなコミュニケーションを実現するという。2021年1月発売予定。 「ADECIA」は、専用プロセッサー「RM-CR」(240,000円/税抜)を中心としたシステムで、新発売のシーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」(600,000円/税抜)やラインアレイスピーカー「VXL1-16P」と、PoE給電対応のネットワークスイッチ「SWRシリーズ」などと組み合わせて利用する。 Danteは、LANケーブルで多チャンネルの音声を伝送できるオーディオネットワークの規格で、LANケーブルから電力を供給するPoE駆動も行える。プロセッサーやマイク、スピーカーなど、Danteを採用するオーディオ機器同士をLANケーブル1本で接続するだけで、自動的に相互認識やセットアップが実現できる。 専用プロセッサーRM-CRをLANケーブルでPoEスイッチに接続することで、同一ネットワーク上にあるシーリングマイクロフォンやスピーカーを認識。会議室の空間に合わせて自動で音響調整を行ってくれる。それぞれの機器の互換性を気にすることなく、安定した運用を実現するという。 Dante入出力のほか、USB typeB、Mic×2、AUX in×2、AUX out×2、スピーカー出力を搭載。Bluetooth接続もできる。PoEからの給電が可能。48kHz/24bitに対応し、サイズは215W×260D×44Hmm、質量は1.6kg。 シーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」は、天井に設置するマイクで、話者が発言するだけでビームが音源の方向を検知するダイナミックボイストラッキングを採用。4本のオートトラッキングビームフォーミングを採用することで、複数人の同時発話にも追尾する。 遠隔会議におけるエコーを除去する「適応型エコーキャンセラー」、出席者の発話の声量差を自動調節する「オートゲインコントロール」、空調機のノイズなどの定常的な雑音を軽減する「ノイズリダクション」のほか、残響抑制機能や人の声と雑音を自動判別する「HVAD(Human Voice Activity Detection)」機能など、多彩な音声処理技術を搭載。 RM-CGのオーディオ入出力はDante in×1、out×2、PoEからの給電が可能。サイズは560W×560D×90Hmmで質量は5.6kg。
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September 02, 2020 at 11:00AM
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ヤマハ、リモート会議用ソリューション「ADECIA」発表。天井マイクなどで構成、自動音響補正技術も搭載(PHILE WEB) - Yahoo!ニュース
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