LINEはレシートや請求書など会計書類の画像を読み込み、自動でデータ化できる企業向けのサービスを始めた。人工知能(AI)技術を活用した独自の文字認識技術を搭載。手書きの文字でも認識の精度が高く、店名や支払額などの項目を自動的に分類できるという。会計業務の効率化を進める企業に売り込む。
新サービス「CLOVA OCR」は、レシート・領収書用と請求書用の2種類。企業は自社の会計システムに、LINEのソフトを組み込む必要がある。紙の書類をスマートフォンなどのカメラで撮影するなどして使う。利用料金などは明らかにしていない。
請求書やレシートは、発行者によって文字の書式や位置など様式が大きく異なる。LINEのサービスでは、画像から必要な文字を検出してデータ化した上で、発行日や品目、金額など自動的に項目を割り振り、整理できる。他社の自動読み取りサービスでは、書類ごとの様式に合わせた事前の設定作業が必要なケースが多いという。
LINEは既に、家計簿サービスやオンライン本人確認など様々な自社サービスの中に、独自の文字認識技術を組み込んでいた。AI技術の外販に取り組んでおり、文字認識機能を前面に打ち出したサービスは初めて。
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September 24, 2020 at 08:35AM
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LINE、会計書類をAIで自動認識 企業向け - 日本経済新聞
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